2010年06月10日

第二回・委員会議事録 (2)

白 : 委員諸君、にゃっハイ!!

全員 : にゃっハイ!!

白 : 今日は、さすがに真面目な話するにゃ。みんにゃ、いいにゃ!!

全員 : にゃああ... *

白 : 太陽系第三惑星「ニャース」に着いて、最初に気づいたことって何にゃ?

乳 : うーん、やっぱり現住生物で一番威張っている「ニャプー」たちが、全宇宙自由猫同盟の第九植民星「ニャーペン・ターズ」に住む原住生物の「ミープル」に似ていることかにゃ。

コミ : うにっうにっ、似ちぇる似ちぇる、て云うか「木天蓼 またたび 三つ *」にゃ。

白 : それってお前の本国の諺にゃ、「ニャプ語」では「瓜二つ」って云うにゃよ。

コミ : そりゃ失敬。でも、「ニャプ」って「ミープル」にそっくりなんにゃあ。

長官 : いやいや、君、正確に云うと、「ニャプ」と云うのは、太陽系第三惑星「ニャース」に住む現住二足歩行動物の総称ではなくて、飽くまでも我にゃが着陸した島とその周辺のいくつかの島嶼に住む現住二足歩行動物の一般呼称に過ぎないことを忘れないようにしようにゃ。

コミ : にゃがにゃが *、太陽系第三惑星「ニャース」に住む現住二足歩行動物の総称は何と云うにゃ?

白 : それが、先日、全宇宙自由猫同盟の言語統括委員会に諮問したところ、まだ決まっていにゃいと云うにゃよ。ついでに、「五猫委員会」で決めちゃいにゃしゃい、と云う緩い指令を受けたにゃア...。

全員 : にょにょにょにょにょー *。

白 : それじゃ、みんにゃ、いい意見はにゃいかにゃ?

粒 : この前、「ニャプ」ちゃちの書いた辞典類を解読していちゃら、どうも「ニャプ」などの現住二足歩行動物は、しょれじょれの居住地域内で別の言語を使うらしく、みんにゃそれぞれに違う総称を使うらしいにゃよ。

乳 : にゃにゃ?! 「ニャプ」たちはなんでそんな難しいことするにゃか?

粒 : ちゃんとは分かんにゃいにゃが、あたちの憶測とちては、「ニャプ」たちは基本的に自分以外の存在の話を聞かにゃい、と云う意味不明の習性を持っていまちて、言葉を変えるのも、他の者の話を聞かにゃいためにゃのではにゃいかと思われまちゅ。

長官 : 然り、然り。そにょ上、「ニャプ」たちは、意味もなく互いを統計学的に抹滅すると云うか、互いの互いに対する生命活動の積極的な停止に貢献しあうと云うか、僕にゃにはにゃい不思議な自滅的行動を取るために、敢えて言語を変えてコミユニケーションが成立しにくいようにしていると疑われますにゃ。

乳 : うーん、それは難しい話にゃ。ちょっと理解しにくいにゃ。

粒 : あちゃちちゃちにはにゃい行動パターンにゃので、ちょっと...。あちゃちも、まだ中世の「ニャプ語」までしか研究が行き着いちぇいましぇんにょで、はっきりちたこちょは云えにゃいのですが、「ニャプ」たちはこの不思議な集団行動を「いくさ」ちょか云っちぇますにゃ。

長官 : おお、おまえにょこの前云っていた「腹が減っては、うにゃうにゃ」と云う奴なにゃ。

粒 : ええ、そうにゃ。しかし、「ニャプ」を含む「ニャース」の全・現住二足歩行動物は、時折どうしても自分達が何の動物かをみんにゃで確認したいときは、自分たちのことをどうも「ホモ」と呼ぶらちいちゅ。

白 : いやいや、君の研究にケチをつけるつもりではにゃが、「ホモ」と云うのは、何だか別のことを指す気がするじょ。

コミ : わたちは、この前、道中で出会った「ニャプ」に思い切って、自分達のことを何と云うか、聞いてみたにゃ。

全員 : にゃが?

コミ : そうしたら、答えが長いにょ。「ニャプ語」は駄目ね。

粒 : だから、「ニャプ」はなんて答えたのにょさ。

コミ : うーん、長過ぎて覚えていにゃいけど、一つは「うそー、何か云っているよ、かわいいー」で、もう一つは「ミャーミャーうっせー、殺すぞ、ボケ」てな感じだったにゃ。

白 : うむ、他のみんにゃの話を聞いた方がいいかにゃ...。

長官 : 祖父が昔、「ニャース」に潜行した時、「ニャプ」ではなく、惑星の反対側の「入浴」と云うところで、この惑星の全・現住二足歩行動物のことを「ピーポッポ」と云っていたと云うにゃ。

粒 : それ云うにゃら「入浴」じゃにゃくて、「ニューニョーク」にゃ。

長官 : それは失敬。しかし、祖父の話では、ここの現住二足歩行生物が、惑星中で一番威張っているらしいから、ここの言葉は比較的、惑星中で通用するらしいと云うにゃ。

白 : うーむ、確かに「ピーポッポ」の方が、「ホモ」よりは、いいかにゃぁ...。

粒 : しかし、「ピーポッポ」では何だか放送禁止用語を隠しているようにゃ...

白 : ううちゃい!! 「ピーポッポ」に決定!! いいにゃ!

全員 : にょーッ!!

 (長くなったので、つづく...)

次回は「ミープル」の正体に迫るにゃ! 乞う御期待!!



語注

* にゃああ...

消極的同意を意味する。

* 木天蓼 またたび 三つ
正確には、「同じ形の木天蓼は二つはあっても三つはないはずなのに...」と云う。意味は、「ニャプ語」の「瓜二つ」と同じ。

* にゃがにゃが
性急に先を促すときの言葉。「にゃが」だけでも同意。

* にょにょにょにょにょー
「ニャプ語」の、対象に対する軽い失望や失意を表す「あららららー」と同意で、かつイントネーションもまったく同じである。
posted by Le chat d'or at 10:24| Comment(2) | 議事録 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。地球猫の「たま」です。委員会の皆さんのためになる発言を聞きつつ、ふと疑問に思ったことがあります。みなさんは、「ニャプ」と「ニャプー」の両方をほぼ同じ意味で使っているようですが、これらの語は同義語なのでしょうか? それとも何か使い分けがあるのでしょうか? よろしかったら教えて下さい。
Posted by たま at 2010年06月11日 00:33
粒にゃ。これはいい質問にゃ。「ニャプ」と「ニャプー」は、大体同じ意味にゃけど、「ニャプー」は、より集団的な複数性を強調する時に使うにゃ。

猫語では最後の「ー」は、古い「ニャプ語」の「ら」に似ているにゃよ。複数性を表すと同時に、小馬鹿にしたような軽い侮蔑等の意味を加えることもあるにゃ。だから、謙遜の意味にも使えるにゃ。『万葉集で』「憶良らは いまはまからむ 子泣くらむ」と云ったのと似た用法にゃ。

逆に、吐き捨てるような侮蔑を表現するときは、促音や撥音を伴うにゃよ。例えば、「ニャプ」に対して、「ニャップ」「ニャプン」と云えば、「この馬鹿ニャプがぁ!」とか「もういや、このニャプ!」と云ったニュアンスになるにゃ。当然、二つとも合わせると最上級の蔑称になるにゃ。つまりこの場合は「ニャップン」と云えば、かなりのレベルの嫌悪を侮蔑を同時に表せるにゃ。

でも、よい子猫のみんにゃは、こう云う悪い言葉遣いは真似しにゃようににゃ!
Posted by TBTB at 2010年06月11日 00:49
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